農業の業種

「農業」といってもその領域は幅広いです。農業というと水田で田植えしている姿が

浮かぶかもしれませんが、当然それだけが農作業ではありません。農業の中にもさまざまな「分野」があるのです。ざっくり説明すると下記のようになります。

・植物関連…稲作、畑仕事

・動物関連…酪農

植物を育てる畑作や稲作ですが、広い土地が最低限必要です。まず、農地の確保に巨額の資金がかかります。資金が少ないのであれば、初めは狭い農地から始めることになります。

収穫量が多く、販売単価が高いような作物を栽培するのです。

さらに、屋外で栽培するかにビールハウス内で栽培するかによっても、初期投資の金額は違ってきます。

投資の元がとれるように、高めの作物から始めることになるでしょう。地域によって差はありますが、一般的に農業起業家が始めやすいのが、トマトやレタスの栽培です。

「植物工場」といって、特定の植物を全部屋内で育てる施設もあります。完全に屋内なので自然光が当たりませんが、その代わりライトをあてて光合成させます。

植物工場でよく作られている食材といえば「トマト」です。トマトは小さな面積で一定の収穫量が得られるからなんです。

農業未経験の就農者もトマトから始める人が多いですが、実際育ててみると思っていたよりはるかに手間がかかると気づくはずです。トマトに限らず、どんな作物でも、

・雑草取り

・肥料

が農業の基本です。トマトの場合、2日おきくらいに無駄な枝を除いていかなければなりません。レタスだと害虫がつきやすく、葉を食べられないように気を遣います。ミニトマトだと楽かというと、あまりに単調な作業で気がおかしくなってしまいそうです。単調とはどういうことかというと、できたプチトマトを枝からひたすらとっていく作業です。

一方で「酪農」についてですが、動物を育てるのかによって分類が変わってきます。馬、羊、豚、鶏、牛など動物も複数あります。酪農で稼いでいるところは、あまりに忙しくてお金を使っている暇がありません。

また、酪農には生産設備や生体の仕入れなどで莫大な初期費用がかかります。資金調達源が弱い場合には正直おすすめしません。

作物や動物関係の農業について大まかに説明しましたが、要点をいうと、農業は「何を作るか決める」ことで計画がスタートします。実はこの「何を」の部分に一番頭を使います。

実際作業を始めてみると単調な業務が多いです。ひたすら同じ作業の繰り返しになることも…。平日土日関係なく、昼夜単調な作業を繰り返すため相当な根気がいります。

農業を長期間経験していなければなかなか想像できないですが、このような話を聞いただけでウっとひるんでしまう人は、厳しいことを言うようですが農業の起業には向きません。

農業生産者になるなら、こんな話を聞いたとしても、「それは当然のこと」として平然と受け止められる人が適しています。